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吉澤 ヴィルヘルム
青弓社
¥ 3,150
(2006-02)
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前回の「この音をどのように弾きたい?」に対して、
biaslookさんが、コメントをくださいました。
せっかくコメントを頂けたので、さらに考えてみます。
解説ありがとうございます。なんとなくは分かります。ただ、今の私には手に余ります。書いていただいた内容は、全体的なことであり、それは最終段階に当たると思います。しかし、私はそこの領域にまで達しておらず、楽譜をどのように読むかで立ち止まっています。
「この音は強く?弱く?」「この和音はどのような音をだすべきか?」「このスラーの意味は?」などが今の私に必要なことで、それをどうすれば学べるかと模索中です。
「演奏法の基礎」という本を昨晩から読み始めましたが、そこにリズムやそれぞれの音の出し方が書いてあり、まずはここから、と思っています。
作者の心を考えて弾くのも必要とは思っており、モーツァルト大事典や書簡集などを買おうか迷ってます。
なるほど、強く求めてらっしゃる箇所は、完全に盲点でした。
なぜなら、音大受験(ピアノ)までの道のりでしつこくしつこく、
体に染み付くまで徹底的に指摘を受け続けた道だからです。
自分の意図で演奏法をアレンジできる領域ではなく聖域に近い部分でした。
以下のようなものもそうです。
古典派までは音の強弱は拍節に依存しやすいが、ロマン派からは音高による影響が大きくなるそうです。(「演奏法の基礎」読書なう)
ハイドン、モーツアルトのピアノソナタと、ベートーヴェンのピアノソナタでは
ご存じのとおり演奏方法(スラーの扱い、音の強弱、その他ルール的なもの)が異なります。
ましてやバッハではさらに演奏方法が異なります。
同じ楽譜に、同じルールで書かれている音楽なのに、
なぜこうも演奏方法が異なるのか?と最初は疑問でした。
しかし、ある時我らが師匠の一人は、
バッハの勉強をしている時のことです。
チェンバロを使ってその疑問にこう答えてくださいました。
「バッハの平均律の演奏に当時使われていた楽器です、弾いてみせます」
それ以上の説明は必要ありませんでした。
普段弾いているピアノとはまったく別ものです。
ピアノを使ってこの雰囲気再現する事を求められているのです。
同様にハイドン、モーツアルトの時代のピアノフォルテと
ベートーヴェン、ブラームス、シューベルトの時代の楽器はまた異なりますし、
ロマン派の前期、後期でも楽器性能に違いはあったでしょう。
※残念ながらフォルテピアノは生で触った事がありません。
桐朋学園大学の入学試験では、以下の演奏を求められます。
ベートーヴェン ピアノソナタ 1曲
ショパン 練習曲 2曲
バッハ 12平均律 1曲
よって、受験生は試験までにバッハの基礎的な演奏法をかなり勉強します。
(インベンション2声、3声に始まり、12平均律1〜2集です)
和声などに関しても(この和音はどのような音をだすべきか?)
入学後に西洋音楽史や楽曲分析、
音楽理論(和声)の授業がありますので、
さらにそのような部分での基礎力が高まるのだと思います。
クラシック音楽のオモシロイところだと思いますが、
探究すればするほど深く深くなっていってまいりますので
同時並行で信頼できる先生を探してみてはいかがでしょうか?
好みのピアニストの傾向から流派を選ばれるのもよいかもしれません。
※すでに先生につかれていたらごめんなさい。
ちなみに我々は、ピアニストガイドで言うところの、”
レヴィ派”ですが、
ものすごく指使いが特徴的な流派だと思います。
ではでは、このあたりで失礼します。
追伸:
クラシック音楽の事を久しぶりに思い出す事は、
なんだかとてもうれしい気持ちになります。
長文失礼しました。